5月12日発売
京都の中華
「京都の中華」は、ちょっと違う。中華というもののとらえ方と育ち方が、ほかの街とはちょっと違う。静かに辛いからし鶏、うどんだしにたゆたう中華そば。わさびで食べる天津飯…。淡泊で、油っこくない、だしを利かせた京都好みの味付け。花街の習慣「ごはんたべ」にもたえる、店のしつらいと気働き。街の歴史や風習に合わせて、地殻変動のように変化してきた「京都でしか成り立たない味」。この味を「おいしさ」とする味覚は、いったいどこからやってきたのか?-----『あんこの本』で全国を旅した著者が、地元「京都の中華」にじっくり向き合い、「街と味」について考えました。そそるグラビアたっぷりのお腹がグゥと鳴る1冊。目からウロコな事実いっぱいの「京都と中華のなれそめ」コラムも必読です。
●著者/姜尚美
●判型/B5判変形
●頁数/112頁
●ISBN/978-4-87435-383-7