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概要

S1602

ならまちの人気カフェ、カナカナとボリクコーヒーを夫婦で営む。『カナカナのかわいいロシアに出会う旅』をはじめ、旅と雑貨をテーマにした著作も多数。(右上から時計回りに)ガラス戸の食器棚には福岡の陶芸家、鹿児島睦の器をはじめ、見せることを意識したディスプレーに。水色の壁にはハンガリーで出合った四つ葉の押し花や、西淑のオオカミの絵などが。棚にはマトリョーシカや北欧の人形や器など、思い出いっぱいの品々が並ぶ。宇宙飛行士ガガーリンをこよなく愛する井岡さんがロシアを訪れるたびに集めてきた宇宙モチーフの置物はくつろぎながら眺められるようにソファのそばに。ボリクコーヒー・カナカナ店主井岡美保さん ロシア、中欧、フランス、オランダ、ブラジル…、いろいろな国を旅し、そこで出合った雑貨をカフェの一角で販売してきた井岡さん。2015年完成したばかりの住まいにあるのは、数あるお気に入り雑貨の中で、どうしても手もとに残したかった! というとっておき。「好きな旅先はたくさんありますが、雑貨はロシアが好きです。日本の〝かわいい?の感覚をロシアの雑貨にも感じるんです。食卓に花柄のテキスタイルや食器があったり、週末に編み物をしたり、お人形をつくったり、親しくなった人には手作りのモノをプレゼントしたり…。ロシアの人は心の中が乙女だなぁって思います」。 井岡さんに見そめられて遠い国からやってきた雑貨。そこに、永井 宏、西 淑の絵など、友人の作品もミックス。それでもごちゃごちゃしないのは、家具の力。篠山の6(ロク)の荒西浩人さんにオーダーした棚や北欧のビンテージが引き締め役になって、すっきりと心地良い空間に。ただし、PC作業をする自室は「壁の一面を大好きなブルーにして、ここだけは思いきりラブリーにしました」と、好きなものをぎゅっとコラージュ。見せ場を決めて飾ることで、メリハリをつけて、好きな世界をいつもそばに。井岡さんが見出した、お気に入りの雑貨と上手に暮らす秘訣です。きっと一生、雑貨が好き!見せ場を決めていつもそばに〈PROFILE〉29