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概要

awajisima_2017

周囲約203キロメートル。大阪湾、播磨灘、紀伊水道に囲まれ、豊かな海産物と大自然に恵まれた淡路島。瀬戸内海最大の規模を誇るこの島は、日本国土創世を伝える国生みの物語が記された『古事記』の冒頭で、“始まりの島”として登場しています。事実、その物語が淡路島であることを証明するかのように、島内には国生みゆかりとされる場所や、たくさんの出土品が存在しているのをご存じですか? それら一つひとつの背景には、淡路島を拠点に王権や都の生活を支えた海の民・海人(あま)の活躍があったということが明らかになっています。淡路島に伝わる国生みの物語と、それらのゆかりの場所や品々、そして海人の活躍を線でつないだストーリーが、2016年度の「日本遺産」に認定されました。古くから地域に根付いた物語が脈々と伝承されてきた淡路島の始まりに、少し触れながら巡ってみませんか?日本最古の歴史書『古事記』には、淡路島が日本で最初に生まれた「国生みの島」であると記されているのをご存じですか?国生みにまつわるストーリーが、日本遺産に認定された島を辿ります。地域の歴史的魅力や特色を通じて、日本の文化・伝統を語るストーリーを文化庁が認定する事業。魅力のある有形・無形文化財群をストーリーで語り、国内はもちろん海外へと発信することで地域の活性化を図ります。淡路市、洲本市、南あわじ市による「『古事記』の冒頭を飾る「国生みの島・淡路」~古代国家を支えた海人の営み~」が2016年度の日本遺産に認定されました。取材/桃井麻依子 撮影/桑島 薫 岡本佳樹 イラスト/寺田マユミ日本遺産とは?『古事記』にも記された日本の始まりの島“日本遺産”に認定されました!国生み伝承の地淡路島94