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概要

sketch_sanpo

水彩画の145623思い切りが肝心!クリスタルタワー素晴らしい景色をスケッチしたいけれど、一体どこから描きはじめれば良いの?実は、そんなに難しく考えなくても大丈夫。先生に、水彩の基本のテクニックを教えてもらいました。風景スケッチの基本。神戸市兵庫区にある[神戸ガーデンレストラン風舎]からの眺め。奥にポートアイランド、手前に神戸の街と山のある、素晴らしい景色。パノラマで見渡せるので、どこを描くか迷ってしまいます。では、描いていきましょう。まずは目印にしたクリスタルタワーを、思い切って画用紙の真ん中に。最初に大きく見えているビルの模様や窓を描くと、「あ、ビルが描けた!」と、張り合いが出るでしょう? 逆に、小さなビル群は見えるところだけを描く、くらいの気持ちで。対象物から目を離さず、1 秒に5 ㎜くらいすすむ感覚で、ゆっくり描きます。線が閉じるまで描き、閉じたら鉛筆を紙から離す。その時だけ、紙を見て確認しましょう。とはいえ、決してまるで写真を撮ったかのように正確でなくても良いです。クリスタルタワーが完成したら、隣のビルへ。部分ごとに完成させ、その数を増やしていきます。鉛筆を止めて紙を確認する作業を増やすと、パースの狂いが減ります。だけど、正確さだけがスケッチの面白さではないので、それほど気にせずに。神戸市在住。野外で楽しみながらスケッチをする活動「アートピクニック」主宰。P70 ~ 75にスケッチを掲載。指で景色を囲って、だいたいの構図を決めます。高い建物があるなど、目印になるものが入っている方がベター。先生は、JR神戸駅前にある「クリスタルタワー」を目印にしました。構図の比率を正確に見ることができる、デッサンスケール(P3)という道具を使っても。使う鉛筆は、ステッドラー社の芯ホルダー(P2)。太いシャープペンシルのようなものです。芯の柔らかさは好みで。持ち方は鉛筆と同じでOK。芯削りは、削った後のゴミがこぼれないよう、袋に入れましょう。練り消し、消しゴムも忘れずに。今回教えてくれた先生清原健彦さん