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概要

sketch_sanpo

ちゃだるみさんがスマホを構えるのは異人館だけではない。細く急な坂や路地裏、高台から見える神戸の景色も気になるよう。「穴場っぽさがいいですね」。そう言いながら、静かな路地の端っこで、ささっとペン(マルチライナー)を走らせた。本当に、あっという間! ならばと、たっぷりある時間を異人館巡りに当てることにした。入館料の割引サービスのある「異人館巡りプレミアムパス」を購入する際、スタッフから「異人館には、開運スポットがたくさんあるんですよ」とひと言。これで今日のテーマが決まった。スケッチ場所探しと開運スポットめぐり、両方をこなそうではないか。猪の鼻をなでたり、椅子に座ったり、狛犬の間を通り抜けたり。大いに笑いながら、時にスケッチブックを広げ、賑やかに異人館を巡る。「こんなに面白く巡れるなんて、北野のイメージがすっかり変わりました」。彩色に使う「コピック」は、油性にもかかわらず、ニュアンスのある、美しい混色も可能。異人館巡りを楽しみつつ、スケッチもする。そんな手軽さがいい。上右、[英國館]ではシャーロック・ホームズの変装にも挑戦。上左、道具が少ないので、他のお客さんの邪魔にならずに描ける。下、カフェでスマホの画像を見ながら、街の印象を忘れないうちに描く。モチーフは[ 萌黄の館]に続く、静かな道。