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うつわの基礎知識知ればうつわが楽しくなる。多種多様なうつわを直感で選ぶのもいいけれど、基本的な知識があれば、目を付ける部分や産地と装飾の関係性もわかってきて、うつわがもっと楽しくなる。イラスト:ヤマサキミノリ 取材・撮影協力:くらしのギャラリー 阪急うめだ本店/P108 文:編集部う つわの種類一般的な2種類を知る。一般的なうつわを大きく分けると「陶器」と「磁器」の2種類。焼きものについて一歩深く知るために、それぞれの特徴を解説します。温かみのある土の質感。料理と共によく見かけるこのうつわって?つるりと冷たいきれいな質感。お酒と共によく見かけるこのうつわって?岡崎勉 作陶器[ 特徴 ]手触り?素材となる陶土自体はもろいので、ぶ厚めに作られている。どっしりとした重厚感と土味の残る手触りも魅力。釉薬?素材が水を吸うため、焼成前に釉薬と呼ばれる薬をかけて焼く。この釉薬の違いによりうつわの色も変化する。素地?釉薬がつかずに土の性質が残っている部分。陶器は地中から掘り出した粘土を用いて焼くため、ざらざらとした質感に。五十嵐元次 作[ 特徴 ]手触り?焼成すると素材が水を吸わない半ガラス質に。つるつるでひんやりとした手触り。薄くて丈夫なのも特徴。釉薬?陶器のように釉薬のかけ分けはせず、透明な釉薬を施すことが多い。色鮮やかな絵付けの装飾が多いのも磁器の特徴。素地?材料である陶石の特徴により、釉薬をかけなくても素地の色は白く、うつわの裏を触ると陶器よりもなめらか。磁器102