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概要

M_sushi

51昆布から透ける木の芽も美しい、さば寿司ハーフ(10貫)1,200円、1本(20貫)2,500円。持ち帰りの場合は1本(20貫)2,300円(税込)。前日までに必ず予約を。白身や貝などお得な握り盛合せ(8貫)は1,500円。あばらやの〝鯖寿司?だ。限りなくレアに近いサバの色合いも美しく、フレッシュでありながら生臭さは皆無。酢と砂糖で炊いた白板昆布、木の芽をあしらい「ご飯が多いと飽きがくると思って」と鯛でんぶをアクセントに挟むのも二代目のアイデアだ。手土産にも人気だが、実は時間と共に色が変わる。薄紅色は出来立てのみ、「ぜひ一度はお店で」と哲二さんはほほ笑んだ。 ?あばらや?の1本筋違いにある?寿司 一半?の創業は1967年。広島県出身の先代・下崎敏さんは大阪の?すし半?で修業し、親方から験の良い「一」のついた屋号を授かって独立した。12年前に他界した先代の跡を継ぐ二代目は語る。「昔の千日前はミナミの繁華街の南端、道頓堀よりやや庶民的な街でした。そんな中で、好きなものを好きなだけパッとつまめる『究極のファストフード』として好まれたんでしょう。あとは、飲んで帰りが遅くなった時の手土産用に『言い訳鮨』とか(笑)。鮨は男性社会にちょうどいい存在だったのかもしれませんね」。?一半?ではネタは冷たく、ほんのり温かいシャリを空気を含ませて握るつかみ鮨のスタイルを貫く。米や酢の配合は開店当初から変えず、女将さんが毎日炊いてその味「にぎり盛りに熱燗で」半世紀変わらぬ常連の姿。