ブックタイトルhitori_kyoto_2016

概要

hitori_kyoto_2016

勝しょうりんいん林院［大原］ map P13 D-3天台宗の儀式音楽・声明の根本道場として創建、周辺にある［実行院］や［宝泉院］の起源でもある。鎌倉時代の高僧・法然上人たちがこの地で議論をした際に本尊・阿弥陀如来の手から光明を放ったという言い伝えも。その言われにちなみ、なんと本尊の御手に「結願の綱」という五色の綱が結ばれていて、文字通り直接ご縁をいただけるのだ。仏様と綱を介して手をつないでいると、心がすっと穏やかになっていくようだ。◆京都市左京区大原勝林院町1872075-744-2409（宝泉院）2075-744-2537（実光院）9:00AM～4:30PM最終受付　拝観料=大人300円創建は1013年だが、幾度かの災禍に遭い、現在の本堂は1778年の再建。総欅造りの堂々たる姿で、特に近年、復元された欄間の彫刻は見事だ。本尊は、江戸中期のもの。胎内仏が3体収められているという。本尊の手前には、仏舎利を収めた厨子も安置されている（通常非公開）。ひとりでご本尊から直接ご縁をいただく。ご覧の通り阿弥陀様の御手に直接、綱が結ばれている。41