ブックタイトルhana_odekake

概要

hana_odekake

伊吹山ドライブウェイ関ヶ原ICJR関ケ原駅伊吹登山口伊吹山551伊吹山Access　電車・バス／ＪR東海道本線関ケ原駅→名阪近鉄バス「伊吹山」行き（夏季のみ運行）終点下車、徒歩すぐ、または JR東海道本線近江長岡駅→湖国バス「伊吹登山口」行き終点下車、徒歩約4時間車／名神高速道路・関ヶ原ICから約40分（山頂駐車場まで）花に出合える山へ。Co l umn . 4誰かに見てもらうために咲いたわけではなく、ただ、ひとつの生命として咲くべくして咲いている山の花々には、また違った趣きがある。足元に咲く小さな花も、美しさは同じ。苦労して出合えるだけに、感動はひとしおだ。文・写真／加藤芳樹伊吹山［ 滋賀・米原］春、夏、秋で楽しめる花の名山。　真夏に最盛期を迎える伊吹山山頂のお花畑。黄色や白や紫色の花がそこここに咲いていると思えば、シモツケソウが一面ピンクに染める場所もある。天然記念物にも指定され、規模といい種類の多さといい、関西一の花の山と言える。山上までドライブウェイが通じているので、山頂駐車場を起点にしてお花畑を巡りたい。　雪解けを迎える4月中旬には3合目あたりで春の花が楽しめ、初夏には3合目のカキツバタや5合目から上のキバナハタザオ、秋には山上のサラシナショウマの白い穂が見もの。ただし、中腹の花はしっかり登山をする心づもりで。4月上旬～9月下旬頃教えてくれた人　加藤芳樹さん関西の山を中心に活躍する編集者＆ライター。おもな著書に『アルペンガイドネクスト　週末の山登り関西周辺ベスト120』（山と溪谷社）などがある。共著も多数。イブキトラノオ（左上）やイブキジャコウソウ（中段左から2番目）など、伊吹の名を冠する植物やルリトラノオ（中段真ん中）などの特産種も多い。お花畑は駐車場からひと巡り2時間程度。じっくり観察するならその倍かかる。日陰がないので日除け対策を。132