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概要

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軍艦島取材・文=大植陽子(クエストルーム)写真=田村和成?長崎・長崎市?世界遺3産巡礼。新たに世界遺産に登録された軍艦島をはじめ、全国に点在する世界遺産は、一度は訪れてみたい旅のテーマ。世界遺産に登録された背景にも思いを馳せつつ、じっくりと泊まりがけだからこその贅沢な旅を満喫しよう。祝!世界遺産と和・華・蘭満喫の旅! 江戸時代、貿易の窓口であった長崎では、グラバー園や大浦天主堂、長崎新地中華街など、和・華・蘭それぞれの文化が融合した独特の雰囲気を感じることができる。維新前夜、坂本龍馬をはじめとする多くの志士たちが、この地で躍動したことは、幕末ファンならずとも知るところ。明治維新後、日本は驚異的なスピードで近代化を進めていくわけだが、その近代化を支えたのが「軍艦島」こと端は しま島炭鉱だ。1974年に閉山されるまで約100年もの間、約6・4 haの小さな島は、採炭地として栄え、多くの炭坑夫とその家族の物語がこの島に刻まれている。「明治日本の産業革命遺産」として世界遺産に登録された「軍艦島」を中心に、長崎を旅してみるのもおもしろい。36