ブックタイトルkansai_niku_2015

概要

kansai_niku_2015

なにしろモモ肉好きなもので…！取材・文…松本賢志　写真…田村和成クセがなく、透明感のある脂の甘みはメス牛の成せる業。1,800円。イチボモモの霜降り王子。「極上和牛はサシも旨い」をこの部位に知る。2,000円。ヒウチ脂控えめで、噛めば噛むほどワイルドな味わいが独り立ち。1,200円。ウチヒラサシの繊細さとクセのなさで万人に愛されるやわらかな部位。1,400円。マルシンモモ好きの終着点。そのコクはハマれば抜けられないほど深い。1,400円。マクラ歯応えがあるので薄めに。カットにも部位ごとの工夫が。1,200円。ソトヒラサーロインに繋がる腰あたりの部位。とにかく旨みが鮮明。1,500円。ランプ厚切りでも歯がやる気をなくしてしまうほどのやわらかさ。2,800円。ラムシン肉の繊維がギュッと凝縮していて肉汁も食べ応えも圧巻。1,500円。カメモモ肉ならではの野性味と脂の甘みが混じり合う幸せたるや。1,800円。センボンザ･赤身な肉々しい歯応えがたまらない外モモの一部。1,100円。ハバキモモ肉は全種が一度にメニューに並ぶわけではないので、黒板メニューを要チェック。ウデ系の部位なども絡めて満遍なくイクのが正解！（肉は全て税込）　ハラミユッケ2,000円など常に一歩先を行く創意工夫も多数。サガリ2,200円（以上税込）などホルモンもとてつもないレベル。スタッフと会話しながら決めよう。予約が賢明。●大阪市中央区西心斎橋2-7-9　206-6211-902917:30～23:00　月曜休　カード可　テーブル24席　肉匠 おか元 ［大阪・道頓堀］地下鉄御堂筋線御堂筋なんば阪神なんば線大阪難波地下鉄千日前線近鉄難波線道頓堀川　サシに頼らず自身のポテンシャルだけで世の肉好きと向き合ってきた結果、今や焼肉界のトップスターの座を霜降り部位から完全奪取してしまったモモ肉。そのワイルドな味わいを街の最前線に立って啓蒙してきたのが?肉匠 おか元?の店主・岡元勝巳さんだ。半頭もしくは一頭単位での豪快仕入れが基本ゆえ、自店にはモモ肉のスター選手が勢揃い。加えて十勝和牛でもA5ランクのメス牛だけに狙いを絞っているので、どの部位にも濃厚な旨み、つまり脂ではなく肉本来の味がちゃんとあって、溶岩プレートと炭火の網を駆使して焼き上げれば、味のベクトルや食感の違いを面白いほど愉しめるのだ。なので「部位とかあんまり知らんし…」てな方も心配無用。スタッフに肉話を聞きながら、ピンときた名前で選ぶも良し、容姿で選ぶも良し。岡元さんが勧める全てのモモ肉は、いつだって〝旨い?に通じていますので。イチボランプラムシンウチヒラヒウチソトヒラハバキカメマルシンマクラセンボン100