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概要

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90ニッポンの酒。いま飲むべきお酒は? 餅は餅屋、酒のことなら酒屋さんが一番よく知っている。こだわりのラインアップで知られる酒販店の皆さんに、オススメのお酒を教わりました。取材・文/天野準子 佐藤良子 曽束政昭 辻 歌 廣田彩香 古都真由美写真/伊藤菜々子 エディオオムラ 大島拓也 田村和成 香西ジュン米にこだわる。原点回帰。 タキモトのスタッフ、新谷太一さん(写真右)らと共に京都の大原で酒米作りに励む。当面の目標は自ら育てたイセヒカリで醸すことだそう。「今後の動向に注目」と新谷さん。酸味を抑えた口当たりのいい風味は、和食と相性抜群。500?1,700円。 半径5㎞圏内にある、17人の農家の田んぼの米のみで醸す蔵。田んぼの水と蔵の仕込み水が同水系でシンクロしているのも特徴。素朴な味わいの中に、力強さもあり、食中酒として飲み続けられる、頼もしい1本だ。1.8?2,620円。 酒米はほぼ自社生産の山田錦と雄町を使用。米栽培に必要な肥料や堆肥をすべて自社でまかなう無農薬循環農法は、米にこだわる蔵元の多くが目標とするもの。味の最大の特徴はシャープな酸味。猪肉、鹿肉などジビエ系とマッチ。1.8?3,300円。 香りや華を求めた酵母開発は出尽くした感があり、原点の蔵付き酵母仕込みへ。仕込水と同じ水脈で育った宮城・一迫長崎地区産トヨニシキ100%。酸味しっかりなれどクリアな仕上がり。まろやかさと奥深さは都会で受ける味。1.8?2,900円。 ワインで名を馳せる蔵元の1本。酒米は極力農薬を排して育てた地元長野の美山錦。甘みと酸味に優れ、酸味に溶け込む甘みの余韻を楽しむ趣向。少量生産で数に限りがあり、春以降は売り切れ御免。鴨肉料理と一緒に。1.8?1,640円。 昭和30年代に合理化のもと、全国的にホーロータンク仕込みの酒に取って替わられたが、こちらは蔵で眠っていた木桶を再生し、21BYから木桶仕込みを復活。同じ生?仕込みでも、より深みを増した。1.8?5,000円。蒼そうくう空純米 美山錦かすみ酒●藤岡酒造[京都](P14)天あまの戸 美うましね稲特別純米●浅舞酒造[秋田]秋鹿生? 純米 無濾過生原酒●秋鹿酒造[大阪]綿わたや屋特別純米 黒生酒 綿屋蔵付酵母●金の井酒造[宮城]ル サケ エロティック「ヌメロ シス」生? 生原酒 美山錦●小布施酒造[長野]小おざさやたけつる笹屋竹鶴生? 純米原酒 木桶仕込・瓶貯蔵●竹鶴酒造[広島]山中酒の店[大阪・大国町] 角打ち時代から地酒専門店へとシフトした際「安心、安全で食事に合う食中酒を広める」という考えが立ち上がった。以来、生産者との交流、地酒普及ほか、予約制の試飲に加えて、直営料理店を7軒展開。今回は、蔵付き酵母から木桶造りなど、原点回帰のセレクト。酒好きに「地酒の百貨店」と言わしめる中にも、確固たる視点、哲学が伺える。名酒館タキモト[京都・六条高倉] 著名な飲食店も信頼を寄せる京都の黒帯。日本酒は入門編からマニア垂涎の1本まで揃え、どんな要望にも応える質と量は圧巻。水先案内人を務めるスタッフのプロ意識は高く、時にはラベルに書かれていないストーリーが聞けることも。料理に合うお酒や、ジャケ買いのビジュアル系など、リクエストを伝えて、お気に入りの1本と出合いたい。100年蔵の酵母で仕込む。無農薬循環農法で先端を行く。先人の気持ちまで伝える木桶。自社産・美山錦のみ使用。同じ水から生まれた米と酒。酒米づくり開始、今後に注目。有料試飲1,000円(前日までに要予約)も。詳細はHP(yamanaka-sake.jp)を。●大阪市浪速区敷津西1-10-19 206-6631-3959 10:00~19:00(土・祝~18:00) 日曜休日本酒は250銘柄400種ほど。希少銘柄も多数。●京都市下京区六条通高倉西入ル升屋町60 2075-341-9111 9:00~20:00(日・祝10:00~19:00) 無休大国町地下鉄御堂筋線地下鉄四つ橋線セブンイレブンライフJR大和路線・大阪環状線今宮GS五条地下鉄烏丸線烏丸通東洞院通間之町通高倉通五条通六条通花屋町通