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概要

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65 ワインWi n eヒトミワイナリー[滋賀・東近江]ワイン 美術品の蒐集家だった故オーナーによる美術館とパン工房を併設。毎年5月のGWと11月の土・日曜は30分かけてめぐる醸造所見学を実施。予約不要、無料。WEBにて通販可(www.nigoriwine.jp)。●滋賀県東近江市山上町2083 70120-80-4239 10:00~18:00 無休名神高速道路永源寺中八風街道愛知川421307八日市ICワインを造るなら赤ブドウを醸すのが定説にして、赤&白ブドウを混ぜて醸し、両者の魅力を持つ赤ワインを造ったり、〝フルーツとして楽しむ生食用ブドウとワインを造るワイン用ブドウは別物?という考えが長年当たり前の日本のブドウ栽培事情にあって、両者を混ぜ「垣根を越える」ことを表現したり。?ヒトミワイナリー?のワインはいつだって枠にとらわれることなく自由で、哲学的なメッセージを投げかけている。 毎年生まれる40アイテムものワインは、同シリーズの同銘柄でも同じ味を目指すのではなく「その年のブドウを素直に表現したい」と醸造人・山田さん。それがたとえば不出来の年でも「状態が良くないなかにもおもしろい部分を発見して引き出したい」とネガティブな要素を別の角度から捉え、見事魅力に変えるタフなエスプリもこちらの特徴だ。さらにワインの味わいを決める総仕上げのセパージュ(ブレンド比率)を多数決(!)で決めるなど、4人のスタッフ全員が畑の管理から醸造、商品化まで一緒に取り組むスタイルも希有。その風通しの良さが、型破りで自由なワインを生み出すのだろう。今年もどんなファンキーなワインが生まれるのか待ち遠しい。地元の耕作放棄地を受け継いだり借り受けたり、というブドウ畑は計1.5ヘクタール。国際品種から、リースリング・リオンといった珍しい交配品種など約10種が植わる。2014年に仕込んだカベルネ・ソーヴィニヨンは普通は亜硫酸で壊す乳酸膜を張ったまま樽熟成するため、乳酸発酵による旨みが。どこまでもピュアな果実味が印象的。写真右から、完熟のデラウェアと早熟のデラウェアを醸した、h3 Caribou2014・720?1,728円。件の生食用とワイン用ブドウを合わせた、SoifRouge+TypeM2014・750?1,944円(各税込)など。各アイテムが人気で売り切れ続出のため、好みの味に出合ったら即入手がオススメ。醸造や栽培の合間を縫い、空いた土・日曜は醸造人が試飲カウンターに立つ。ワイン酵母を使いしっかり焼き込んだパンも評判。Wi n e赤