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概要

kyoto_kottou

76 「『酒陶』と看板を掲げるからには、お酒とうつわのクオリティに丁寧に向き合いたい」と、バーマンの柳野浩成さん。その矜持に違わず、自然派ワインは造り手の姿勢にも心を配り、カクテルには、フレッシュな果実や野菜をふんだんに使う。 酒菜に使う和こっとうや、アンティークグラスのコレクションもしかり。19世紀のオールドバカラもあれば、20年代の可憐なエナメルグラスも。クラシックなものにも、遊び心がほど良くちりばめられているのが楽しく、カクテルが注がれると、時を重ねたグラスたちが、それぞれに異なった輝きを見せるのが美しい。 これらのうつわを際立たせるのが、土壁に花一輪、ブビンガ材のカウンターなど、ミニマムに構成されたしつらえ。柳野さんと交わ酒陶 ?やなぎ野の[三条新町]酒とうつわのいい関係を味わう〝口福?〝眼福?おいしいこっとうこっとう上手への近道は、実践と学びにあり。うつわから、家具や花入などのしつらえまで。まずは、こっとう遣いの妙手のお店を訪ねて、眼で見て、唇で味わい、五感で体験してみよう。文=山口紀子 写真=エディオオムラ