ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

ginza_book_2014

45銀座君嶋屋[ 銀座1丁目] map P2 G-2日本酒は贈答に向く4合瓶が中心。各地の蔵元を招き、消費者の交流の場作りも。●中央区銀座1-2-1 紺屋ビル1F 203-5159-6880 10:30AM ~8:30PM(土曜~7:30PM、日曜~6:30PM) 無休 12席(立ち飲み) カード可 禁煙 予算1,000円 左党にとって銀座は不毛地帯だった。飲めても買える店がない街だったのだ、2013 年2月までは。が、3月。酒好きが待ちに待った専門店が、銀座の高架下に誕生。それが?銀座君嶋屋?。満を持して開店させたのは、横浜で4代続く酒屋の現当主、君嶋哲至さん。店内には、君嶋さんが実際に蔵まで足を運び、蔵人と語り、味わった日本酒、焼酎、ワインが並んでいる。 うれしいのは、それらの銘柄のなかでも一押しのものを、スタンディングバーで試せることだ。日本酒15種、焼酎、ワインが各6種と、その時期におすすめしたいものをスタッフがセレクト。客が好みの酒をオーダーし、大きな窓越しに見える銀座銀座の空の下、旨い酒とロックでパワー注入!の景色を望みながら、酒の世界にどっぷり浸ることができる。「もともと横浜の店は初代が立ち飲みからスタートさせました。飲んで買えるスペースって、『ワンダーランド』ですよね。いずれは海外に進出して、こういうスタイルを世界に発信したい」と君嶋さんは語る。もしも、世界進出するなら、どこの街に?と問えば「ロンドン」と即答。なぜなら、ロックの聖地だからだそうな。ミュージシャンとしても活躍する君嶋さんらしいアイデアだ。「酒も音楽もテンションが上がるもの。感動を呼ぶもの」。人が元気になる源としては変わりない存在だという。店内のBGMはストーンズやピンク・フロイドなど、ロック中心。 音に包まれ酒を飲み、銀座で元気を注入。酒呑みにとっての新常識となりそうだ。取材・文=佐々木香織 写真=萬田康文店内にあるミュージシャンのポートレイトやこだわりのスピーカーも銀座店の隠れた名物。鯖の燻製500円、チーズ、生ハム、たこ焼きと、つまみも充実。写真は「惣誉・純米」300円。◎高架下の情熱酒屋銀座君嶋屋Lesson 1飲めて買えるネオ角打ちへ。~酒屋の奥でスマートに酔う~