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概要

M1707

27家庭料理 小川map P12 E-2 女将と大将のふたりで切り盛りする名酒場。おばんざいや一品料理のアテメニューから、シメのナポリタンまで揃う。大将の気まぐれ裏メニュー、大山ソーセージのホットドッグにありつければ幸運。●大阪市都島区東野田町3 -11-7 206-6352-3171 18:00?23:00 日曜休どんな悩みも海のように広い心で受け止め、ズバッと解決へ導く女将の弘子さん。料理がなくなる頃合いを見て「これも食べとき~」と差し出されたのは、わけぎとタコの酢味噌和え350円?(全て税込)。酸味と甘みが好相性だ。“お献立”と、手書きで味のある文字メニュー。並ぶ品の味付けは、いずれも大将?悟さんの母譲りで日替わり。どっさりのタマネギと牛・豚のミンチ肉を豪快に泡盛でフランベした、オムレツ700円はシンプルかつどこか懐かしい味わい。カジュアルな女性ふたり組、会社の上司と部下…。客層こそ幅広いが、共通点がある。深いところに踏み込まない絶妙な距離感と女将と大将を独り占めにしない配慮を備えていること。それゆえ、心地よい空間をシェアできる。女将の母が営んだ酒場を受け継いだ同店ゆえに、創業当時の古い写真を眺めながら京橋の歴史や若かりしふたりの思い出話に花が咲くのも一興かと。最近は失われつつある、酒場の作法指南をしてくれるところも、またよし。付かず離れずの心地よい間合いをキープしてくれる。カウンター商売の鉄則を破らないのは、経験のみがなせる技だ。グっと引き込むトーク力と底抜けに明るい大将の笑顔を見れば、こちらも自然と笑みが溢れてしまう。