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概要

M1707

 京橋駅より北側の商店街、ビギン京橋から北西の住宅街へ伸びる細い路地。入り口付近には築半世紀を超えるであろう、京栄荘なる建物が鎮座する。昼間は静かな通りだが、暗くなるにつれ酒場の明かりが灯り始める。ブームの火付け役となったのは?やきとり 正や?だ。丹波地鶏をメインとした焼き鳥や鳥刺しなどをアテに、日本酒や焼酎、ワインにと豊富な良酒が楽しめる同店がこの場所に店を構えたのは7年も前。口コミは瞬く間に広まり、界隈きっての女子酒場へと成長。今では梅田や福島など環状線沿いにグループ店の勢力を広げている。その勢いに呼応するように、近年新たな暖簾が続々と増え始めてきた。 およそ2年前に開店した?大八?もこの路地を盛り上げる酒場のひとつ。関東煮なる渋めの暖簾を掲げるが、意外にも客層は脂の乗ったロマンスグレーとゴキゲン女子が半々。おでんをメインに据えたヘルシーさが街場の女子にハマったようだが、人気の秘密はサックス奏者との二足の草鞋を履く店主の平野繁さんにもアリ。笑顔を絶やさないその姿はアロマテラピーさながらの癒しだ。昨年開店した?K A NSAI?も野球中継を見ながらしっぽり飲めると虎党女子から人気を集める。通りの奥へと足を進めれば、毎夜宴状態な?居酒屋いち?が最後の砦的な役割を果たす。これだけ毛色の違う酒場が並ぶなら、ワガママ女子が首ったけになるのも必然かと。ブームのヒミツは界隈きっての昇り竜にアリ。店それぞれの異なるウリがガモジョのハートを盗む。京栄荘方面。ビギン京橋北西元気なスタッフの接客に誘われて座ったカウンター席は、焼き場の真ん前の特等席。煙を身にまとえば、服に染みた香ばしい香りで家路を目指す最中でも余韻に浸れる。「今日は予約が少ないんで」と、店主の桂さん(下)。その言葉が嘘だったかのように18:30には満席に。レモン?ライム?カルピス?トマトのチューハイカルテットは350円。日本酒は冷酒やたる酒400円。同業のお知り合いもよく訪れる。極みのつくねがホンマにおいしー!女子キラー皿。女子キラー皿。焼き鳥が美味しくてたくさん飲んじゃった?それぞれ1本100円~150円とリーズナブル。写真は女子に人気の5串。香ばしい香りが鼻から抜け、杯のピッチがつい早くなる。トロッとしたアボカドとシャキシャキのキュウリが効いたさっぱり系シメ。穏やかな酸味のシャリも安らぐ。350円(全て税込)。酒は、季節ごとに生原酒や清酒、ひやおろしと幅広くチョイス。『川鶴』特別純米Wisdom、『秋鹿』純米酒各1合580円?。極みのつくね、ねぎま、砂ずり、せせり、ささみカリフォルニアロールやきとり 正やKANSAI絹ごし豆腐をバターソテー、溶き卵と共に焼き上げた品。優しい味にファン多数。400円と安価なのも嬉しい。とうふステーキ22