ブックタイトルM1703

概要

M1703

17ップなプリントのテキスタイルと、流木を使った柔らかな光の照明。オフィス街の喧噪とは対照的なフロアのナチュラルな空気感に、まずはほっこり。「飽きのこない、シンプルな味が目標です。家の味、かな」と話す料理のイメージは、カウンターに並ぶ大皿・和総菜にも、「プリッとした肉質がいい」と推す紀ノ國みかん鶏の焼き鳥にも一貫する。鶏は大きめの切り身で、備長炭の高温でピシッと凜々しく火を入れるのも流儀。定番の串もの以外にも、例えば写真の月見つくねにはクミンとナツメグでほのかにエキゾな香りを加え、ささみ納豆はたっぷりの刻み納豆で素朴なコクを加えるなど、心憎いヒネリも。そのセンスの良さは、修業先である?チュカテ?譲りか。そんな修業先譲りの魅力といえばもうひとつ。接客の楽しさだ。「うるさめ意識で楽しく働いてます。で、お客さんも話が弾んでもらえれば嬉しい」。そんなピースフルなグルーブ感も、若きこの店の美味しいキラー・スパイスだ。ヤキトリ カモメ［肥後橋］ map P13 B-1　ひと串ひと串が大ぶりの焼き鳥は120円～。ほうれん草のおひたしなど、小皿おそうざい各種300円～。日本酒は『宝剣』、『酒屋八兵衛』など時季ごとに厳選。ひとり2,500円前後が目安。●西区江戸堀1-15-6　206-6447-8858　17：30～23：00　日・祝休ポ備長炭でスパッと火が入る、大ぶりスパイス焼き鳥の快。YAKITORI KAMOMEの月見つくね、炙り肝、ささみ納豆ささみ納豆200円、肌つくね250円、思い切ったレアで仕上げる炙り肝200円。どの串も大ぶりで、ムッチリと食べ応えあり。「熱々で食べてほしい」と一串ずつ小皿で出すのも［カモメ］流。