ブックタイトルM1703

概要

M1703

50ンチにカレーをサーブする焼き鳥店はこの界隈にも多いけど、ここのカレーにかける情熱はワケが違う。昼カレーは、辛さの奥からグイグイ旨みが迫ってくる定番チキンカレーと週替わりの2種なのだが、特筆すべきは後者の創作性。筆者的16年下半期スマッシュヒットだった「ホエー豚肩ロース、白菜のとろとろカレー 辛口に仕上げた牛蒡を別添え」など、カレーの枠を超えた創作皿が毎週登場。それゆえ月曜朝にfacebookで新着情報チェックが日常だ。店主・斉藤陸明さんいわく「炭火焼きした仔牛の骨でフォンをひいたり…」と、あらゆる技術と手間をかけた仕込みゆえ、なんと火曜日から来週分を仕込むそうな。どうりで週イチ通ってしまうワケです。刺激的なカレーのるつぼ。大阪で大ブレイク中のスパイスカレーだが、なかでもこのエリアは、ビジネス街ゆえに“いま”な重要店が群雄割拠。好き者なら押さえておくべき注目ワードとともに11店舗をピック！取材・文／福山嵩朗　藏ヶ崎達也（本誌）　写真／伊藤菜々子　岩本浩伸　エレファント・タカ　岡田久仁子　川隅知明　田村和成　山元裕人　渡部恭弘カレー銀座を攻略せよ。肥後橋南蛮亭［肥後橋］ map P13 B-1ラサボジュン［北浜］ map P12 E-2　昼カレーは共に850円。夜はチキンカレーのルウのみでメニューにオン。●西区江戸堀1-10-26　206-6444-2382　11：30?14：0018：00?22：00（金・祝前日?23：00）　土・日・祝休　日替わりカレーは、チキン、ポーク、ビーフ、フィッシュ、マトン（＋200円）から。●中央区内平野町3-3-2　恵美須ビルB1　206-6948-876711：00?14：00　18：00?22：00　日曜休突き抜けた創作性にブラボー週替わりカレーの求心力!ラっかり大阪にも定着した〝混ぜながら食べるスリランカ・プレート?だが、その先駆的名店、東三国?ラサハラ?で腕を振るっていたシェフ・インディカマヘーッシュさんが昨年2月北浜に居を構えた。「クローブもシナモンも、インド産とスリランカ産では風味が全く異なる」と、多くのスパイスを母国から仕入れる気合い。写真のボジュンプレートなら、5種類から選べるメインカレーと、ダールカリー、ココナツのふりかけ的料理・サンボーラなど、現地の味全6品がワンプレートで味わえる。青菜野菜を刻んだ和え物・メンルンなど、おばんざいにも通じるほっこり副菜で、味変を楽しみながらが正解。しっかりボリュームながら油控えめでヘルシー、女性ひとり客が多いのも頷けます。すあの名店出身シェフが北浜に!おばんざい系、スリランカカレー。甘辛いチキンと野菜炒め、デヴィル1,000円は、夜の一品。ランチで知るスリランカの味Curry massive area