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概要

M1701

 アメリカン・アンティークの小物から家具まで、マニアックかつ細部まで丁寧にデザインされたフロア。BGMもレイ・チャールズなど、50年代オールディーズとくると、巨大ステーキ・スタンドやバーガーショップかと思いきや……。濃密な鶏のフォンがこだまする前菜のスープから、ポルトとビネガーのコ50sオールディーズの中で、ヴィンテージ・フレンチの粋。左から、ハラミ250gを豪快に焼くバベット・ステーキ3,000円。ソースの深い陰翳と奥行きも[北野ホテル]ゆずり。南仏で愛される冬の郷土料理、カスレも迫力あり。極上白インゲンのホクホク感も感動的。2,800円。2016年7月 OPENLE BOOZYル・ブージー[加納町] map P14 E-1 料理の迫力のボリュームは「NYのビストロを意識」。ア・ラ・カルトのみ。ロースステーキ5,000円。ひとり7,000円前後。カウンター5席、テーブル18席。要予約。●神戸市中央区加納町2-3-13 2078-778-9686 18:00~22:30 不定休 ※12/30~1/1休クとキレが深々と響くステーキの赤ワインソースまで、料理はフランスの良心そのものの正統派ビストロ料理。ひと口で料理の腕の鍛錬度合も瞭然だ。マッチョなオーナーシェフ・小林元気さんは名門[神戸北野ホテル]で5年修業。その後、「原点に戻りたい」とビストロ料理に回帰した。フランス人のご年配も喜びそうな素朴で深みある味わいは「肉じゃがみたいなほっこり感が目標だから」。ブルックリンな空間は「意外にアメリカ人の方が旧き佳きものを大切にする」と哲学は一貫。空気はUS、料理はリヨン、ふたつのヴィンテージが加納町で溶け合う新鮮さに、必ず胸が躍るはず。約7品が小皿で賑やかにテーブルを埋める前菜盛り合わせ(2人分)も名物。この日は高菜のスープ、熟成パテほか。so good!17