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概要

M1701

7 神戸の夜を歩けば……。14 新しい神戸マップ。16 五感で楽しめるカウンターが続々。今冬行きたい、神戸の新しい店。24 神戸でしか買えない、おもたせのススメ。酒肴的手土産。26 エリア毎にキャラの違う中心街を遊びこなせ!神戸ど真ん中の歩き方。34 北野坂の素敵なバーの話。SAVOYの50年。36 新しい店続々のなぜ?高架下空間考。40 ハヤミミコラム1 マメナカネ惣菜店41 神戸人の、神戸人による、神戸人のための定番メニュー。48 ハヤミミコラム2 ギャロ・ガレージ49 神戸のいい話は、街に根を張るバーテンダーに訊け。B-Studio。52 神戸人が綴る、極私的神戸案内。わたしの好きな街、神戸。57 あちこちからニュース続々の神戸アラウンド。ひと駅先のウワサ。62 三宮からスグ行ける非日常。一点至上主義の旅。 ?神戸元町別館牡丹園?、?グリル一平?、?神仙閣?、?ぎょうざの店 ひょうたん?、?老祥記?、?カフェ・フロインドリーブ?、?淡水軒?、?バー・チャーリーブラウン?……。 神戸〝らしい?店を神戸在住者に聞けば、必ず挙がってくる店のごく一部が、上述の店々だ。創業ウン十年の歴史ある老舗が名を連ねていて、神戸の人々はみな、旧き佳き港街の空気を漂わせる店を愛し、ずっと通い続けるのだと思い知る。それは食に限らず、ファッションにおいても仏製マリンウェアにヴィンテージデニムやトレンチコートなどなど、ずっと使えるシンプルで上質な装いが素敵だ。そんな定番の店やモノを愛し、上手に使いこなす気風は、最先端の海外文化に触れて形成された美意識に加えて、阪神・淡路大震災の影響もあるのかも。あの震災を乗り越え、復興した街の風景を、神戸の人たちは本当に大切にしているのだ……。 と、ここまで書いたこと全部ひっくり返しますが、先程挙げたような定番店は、今特集にほぼ掲載されていません。というのも今回の取材を通して痛感したのは、昨今の安旨至上主義に走らず、「いい空間、いい時間をお客様へ」と、店の設えから料理、サービスに至るまでじっくり丁寧につくり込まれた店が着実に増えていて、その姿勢にこそ本来の神戸らしさを強く感じたから。だから定番を愛する神戸の皆さんに、従来の手札に加えてほしい、最旬の新しい店をオススメしたいのだ。 余談だが、先日オープンした?エストネーション神戸店?のレセプションパーティーにお邪魔したのだけど、スタイリッシュな紳士淑女のなんと多いこと! ショップと、店が入る?神戸BAL?の顧客とはいえ、その大半は神戸の人々だろう。さあアナタも、新しい風景を目指そう。スタンダード巧者な神戸の皆さん、だから今こそ、新しい店なんです。松尾修平(本誌)いきなりリージョナルMeets Regionalno.343January 2017CONTENTS 1 特集神戸の新しい店。1