ブックタイトルM1610

概要

M1610

覚えておきたい旨い! 京都白書。キーワード2016。新星の勃興、ベテランのリブート、早酒ムーブメント。ド真ん中（時々はしっこ）で沸き起こる美味なる事件を調査報告。心にメモして新しい扉を叩こう。取材・文／金子綾（本誌）　写真／エディオオムラ　エレファント・タカ〝俺ジナリティー?あふれる進化&新生。　「京都にはレアモンスターが多いらしい」とは某トレーナーの言だが、よりレアな進化も街なかで起こっている。?オステリア・バスティーユ?の山本知シェフは野菜料理を豊富に揃えて２号店のカフェを大幅リニューアル。13年の経験値ほとばしるプライベートキッチン的な温かい空間が誕生した。一方大宮では「ほぼ独学！」な突然変異的スパイス料理が産声を。「辛みより香り重視」なひと皿、食べればXP値も上がるんじゃ…。　「40代になり、体が欲するものも変わってきて」と山本さん。ならばと馴染みの大原、滋賀の野菜を主役に抜擢し、昼は肉やパスタと組み合わせたコースやセット、夜は1品から楽しめるように。ケータリングで培った技にダシや麹も駆使し、新章の幕開けだ！ 昼はコース3,241円、平日限定プレート1,112円。●京都市中京区油屋町94　2075-222-122812：00～14：30　18：00～21：30（日曜12：00～21：00）　月・火曜休（祝日の場合営業）Bバスティーユ キチネッテastille KITCHENETTE［柳馬場三条］ map P12 E-2呑めるぞ、技あり野菜食堂。前菜7種盛り2,400円。エビとズッキーニのサラダ仕立て、キュウリの冷製スープ、昆布を忍ばせたピクルス、レバーペースト、カルパッチョのキヌアサラダ添えなど。2?3人で。タマネギのアチャール、ビーツとヨーグルトのサラダなどに、バスマティと白米の2種盛りの太っ腹。カレープレート1,050円。アテは南インドでポピュラーなチキン65を。鶏モモを揚げスパイスと絡め甘辛く。注文後10分ほどちょうだいっ！ 700円（全て税込）。　「エースがコリアンダー、4番カルダモン、PHはクミンですね」と厨房で切れ味鋭く采配する佐藤圭介さん。看板のカレープレートは日替わり（鶏or豚or野菜）のカレーに7種の野菜の副菜を美しく盛り付け、乾燥ハーブで風味を上乗せした逸品。「夜はおかずでテキトーに定食作ったり」のユルさもイイ感じで、酒が加速！ ●京都市下京区高辻通大宮西入ル坊門町832　080-9161-1191　11：30～21：00（売り切れ次第終了）　日曜休カレー&スパイス料理店ムジャラ［高辻大宮］ map P13 C-41日通える町のスパイス空間。飲むのもOK、お子さんも歓迎！実は、初カウンター。ひとりでもどうぞ！14