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概要

M1606

特集 焼肉上等。6 下町の名店、復活。10 煙までご馳走な、街場の名風景。I?大衆焼肉。16 店に行く前に知っておきたい。数字で分かる!ブイブイ図鑑。18 次なるトレンド焼肉を探して。The New Beef Times24 神(紙)の領域へ。華麗なる薄切りの世界。28 極めて個人的なサジェスチョン。偏愛焼肉ラプソディ。36 肉コラムニスト・浦朋恵が考えた。立って喰う肉は旨いか!?38 赤身時代まっただ中な今こそ、火入れがキモ。未来焼肉LABO。40 焼く前に知っておきたい。日本のブランド牛ってなんですか?41 焼肉が好きすぎる人たち大集合。Meats Regional46 波瀾万丈の大衆食文化。5分で分かる焼肉帝国史。49 主張するマイベスト5。開帳! 俺たちの牛串。54 卸直営だから希少部位もブランド牛も気軽に。愉快なオロチョク。58 あれこれ食べたい女子必見! 焼肉店の韓国料理。サイドメニューもマシッソヨ。62 焼肉屋は美女の宝庫だ!!恋するカンバンムスメ。63 個性溢れるヤンニョムは店の命。京阪神キムチカード。厚切り界のマッターホルン。[焼肉銀河](P15)の黒タン1,295円(税込)。登頂した先には、旨みの大パノラマがひろがる。Meets Regional no.336June 2016CONTENTS6 花子。…いや桜だったかも…。 冒頭からあやふやな記憶で申し訳ないが、畜産家でもあった祖父に手を取られ向かったのはリアル・ドナドナの世界。祖父と見知らぬばあさんとの強すぎる訛りは何ひとつ聞き取れなかったけど、手渡された現金を見て子供ながらに状況を理解。そしてその足で向かったのは焼肉屋…。キョーレツな食育を受けてきた。 今年34歳の筆者だが、食べ盛りだった時期には世間を震わせた業界ニュースも多々あり(笑)、結構ねじ曲ってしまっている。だから焼肉選びの基本は、等級やブランド、オシャレな空間うんぬんよりも、信頼できる人のお店かどうか…。 そんな保守派な特集担当が今回の取材で最もリアルを感じたのは、小規模ながら特定の生産者によって長期肥育(時間も金もかかる!)されるローカル牛やそれを扱う店の増加(P18)。また「いい肉がなければその日は臨時休業」という?喜楽亭?(P10)大将の覚悟など、真摯に食肉との向き合う人々との出会いであり、“畜産家は減少しているのに、輸出量が増加”って、ちぐはぐな現状だけど、そんな中でもブレない彼らに、今こそ最大級の敬意を払うべきと得心した。 そして、我々は多くの人の「行きつけ店」を大調査。その内容は誌面の通りだが、意外に多かったのが「店主がキャラたってる店」「注文はおまかせ」って回答。そういえば、オヤジに連れられて行った今はなきホルモン酒場にはじまり、学生時代は友達の秦くんのバイト先だった岸和田?焼肉とっちゃん?、新大阪で暮らす今は?焼肉かっぱ 梶岡?(P44)と、マイ焼肉ライフを振り返ってみても、ゴキゲンの近道はいつも「あの人がやってる店」に身を委ねることだったっけ。新店じゃなく、安心の、ええ店中心です。藏ヶ崎達也(本誌)いきなりリージョナル