ブックタイトルM1605

概要

M1605

　2014年にオープン。明石の白ミル貝、五島の平スズキなど、高級魚10種前後が造りで並ぶ品書きは割烹顔負け。ひとり5,000円前後が見当だが、値打ちはその倍。2、3階に座敷あり。●神戸市中央区北長狭通2-2-4　2078-334-7139　17：00～0：00　日曜休魚山人［神戸・三宮］センタープラザ西館さんプラザ地下鉄三宮西神・山手線神戸三宮三ノ宮JR神戸線阪神本線神戸高速線　日本酒は大半がグラス450円。おばんざい、造り、焼きものまで充実、1軒目遣いにも重宝。椅子席は突き出し350円付き。炙りもの盛り合わせ700円。●京都市中京区御幸町通四条上ル　2075-256-0221　17：30～23：30（土・日・祝15：00～）　月1回不定休益や酒店［京都・河原町］御幸町通河原町通寺町通OPA京都マルイ錦天満宮藤井大丸髙島屋河原町阪急京都線四条通　巨大な黒板の壁を全面メニュー化し、タイプ別にお酒を分類したアイデアが、まずブラボー。「爽快、フレッシュ系」「コクと旨みの酒」など愛あるコメントも、「十旭日」から「梵」まで全40種の日本酒セレクトも、共に冴えに冴えるのは、元店舗設計・施工士である美人オーナー・益田藍さんのセンスの鋭さゆえか。ともあれ、肩の力の抜けた接客と、高めの天井で広々したフロアもとても快適で……週末夜は「店内人口密度が高く、盛り上がってます」とのグルーヴ感。でもみんな心地良く長居なのは、益田さん以下、スタッフが絶やさないスマイル力の賜物ね。元デザイナーのセンスで、嬉しく〝息苦しく?グルーヴ。五島列島の他、全国の名港から吟味。造り盛り合わせは澄んだ滋味のハマフエフキ鯛、ヨコワ、カンパチなどが破価の980円。オリジナル・ヒット作。湯葉ピザ・ブルーチーズ500円。ブルーチーズのキックある香りで、コクある熟成酒がピッチ倍増で進む。（右）緻密な旨みとキレのいい余韻で近年、注目度が上がる一方の「写楽」純吟グラス480円。（左）「豊香」春しぼりたて純米 かすみ酒は、ほのかなオリからも、優しい滋味が。500円。オーナー・益田さんは、若くして日本酒ラブ歴12年。（左）発泡性の「浅茅生」無圧しぼり特別純米おり酒。（中）「刈穂」純吟うすにごり〝春カワセミ＂。（右）「ばくれん」超辛口吟醸など黒帯セレクト、全てグラス450円。　ほっこり、アイドル顔の下川真奈美さんだが、同店・約20種の日本酒セレクトを仕切る、スゴ舌の持ち主だ。意識するのは「お酒と料理のマリアージュ。造りにはスッキリドライなお酒、脂ののった焼きものには、酸がキリッと立ったお酒がいいですね～」とニコリ。若くして匠の域にあるセンスは、イタリアンでの勤務時代にワインと料理のペアリングで鍛えたそう。そこへ「立ち呑みでも、素材と仕事は割烹級」と絶賛される、弾ける鮮度の魚介料理が援軍したフロア。魚好きで知られるソムリエ世界チャンピオンまで訪れる豪快ブレイクが、開店以来続いている。鍛えたマリアージュ感覚を、日本酒と和食にも全開活用。美人と美酒19