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概要

M1603

7 富永さんが目指すのは、豪快なボリュームでスピーディーに料理が出てくる街中華。カウンター10席、テラス2席。●福島区福島5-15-2 206-6454-3696 11:30~14:00 18:00~22:00(金曜11:30~14:00 18:00~翌0:30、土曜18:00~翌0:30) 日曜休中国料理六りっとく ごうがしゃ徳 恒河沙map P10 E-3一緒に食べた」というウラ話は置いといて、そこで料理ひとつひとつに対するシェフの想いに触れ、料理哲学だけでなくその想いを伝えるサービスの在り方も学んだ。 思い出を遡ったところで、「人気シェフにおまかせで(笑)」と大澤さんから注文が入った。「緊張します」と言いつつ、「今日の料理は決めてます」と富永さん。早速、厨房に入り、手際良く調理すること5分。ウメイロ1匹が大皿に盛られて登場した。さきほどまでの柔和な表情から真剣な顔に一変した大澤さん。白身魚を口に運んで、「上海は臭みのある川魚を使っていたので香辛料が下品なくらい効いていたけど、これはウメイロなんで上品に、あえて味つけを引き算にしてますね。1週間で完全に富永のオリジナルになってます」と脱帽。実はこの皿、ふたりが上海で出合った料理をベースに、富永さんが考案したもの。旅行中、大澤さんは口内炎が出来ていたため、スパイシーなその料理をあまり食べることができなかったそうで、「だから今日出してくれた」。富永さんは照れくさそうに「いえいえ」と首を横に振るが、お客の心に刺さるプレゼンテーションは修業時代のサービス経験の賜? オープンキッチンの立ち姿がガタイ以上に頼もしく見えた。5「俺は厳しいぞ」と冗談交じりに大澤さんも厨房へ。 6ウメイロを中華鍋で炊く様子を見て、大澤さんは「上海の思い出の味」とピンと来た模様。 7酸菜?魚3,200円はスパイシーな重慶料理。ウメイロを焼いた後、高菜や鷹の爪などと一緒に炊き上げた。 8大澤さんはひと口ふた口と食べて押し黙ったあと「美味しい!」と絶賛。「オーブンで焼いた方が水分抜けて旨みが出るんちゃう?」とアドバイスも。58 6師匠へ少しばかりの恩返し。それは思い出の味でした。19