ブックタイトルM1602

概要

M1602

［特集］ 熱烈歓迎天満。6 百川帰海10 熱烈歓迎 天満 MAP12 味も量もキャラも濃度上昇。男気パスタ酒場。16 気になる食のトピックを総ざらえ。天満トレンド2016。24 天満ならではの◯珍 現象に迫る。イケてる酒場に女子が集まる理由。28 いつどんな肉欲にも応える店がある。拡張する肉スタイル。32 激戦区 らーめん通信。34 実は激戦区の生態調査。日本酒パラダイス。37 マエケンは去るけれど、鯉が昇る街。天満、赤い光の灯る店。38 飲みに行くだけではなく、住むにもイイ街。天満で暮らす。住むならローレルハイツ北天満!こんなにあるゾ、在天企業。［ ぷららてんま］で買い物スナップ!プロに聞く、レジャースポット。45 五代目 桂米團治師匠のぶらり天満めぐり。さて、今宵はいずこへ。48 深海魚のハシゴ酒のぞき見。天満人アフター11。天五中崎編／天神橋3丁目編52 4つの動く街へ。アラウンド天満の冒険。天五中崎／東天満／天満宮東／天神橋筋一丁目60 女心もきっちり掴む街。スイート・テンマ。62 天神橋筋商店街を支える人、これからも元気な街。続く天満。　朝に?ぷららてんま?の市場風景とウナギ。昼は商店街を南下して、大阪天満宮を通り、大川へ。夜は再び北上して天満駅周辺でご機嫌な人を、と1日撮影した。ラストに撮らせてもらった天五の天ぷら屋?天平?のご夫婦は、「30 年くらい前は、ここらにはうちと?天五屋?さんとあと一軒くらい。最近はお店もようけできて、若い人が増えて、逆にうちのような店は珍しがられるね」と。その日も店には確か、熟年男性に、若い男子、妙齢女子…といろいろ。　天満の登場人物は老若男女いるけど、最近は女子も多いようだ。ちなみにロケハン中に会った、立ち呑みの?酒処 虎次郎?（P36）で「ミナミに帰る途中、週2くらいで、いつもここだけ」としっとり飲んでたOLさんも、?天神橋パスタホール?（P14）で「ミナミでごはん食べて、ここで飲んで北摂に帰ってんねん」という元気に笑うお姉さんも、基本はひとり行動。偶然知り合いと会ったとしても、一緒に次に行ってもいいし、長っ尻決め込んで見送ってもいいし、と自由な感じ。そう言えば?つるばら?（P35）で私の後に戸を開けたのも、ひとり客のお姉さん×２。店長の瀧さんの前に横並びで小一時間、楽しかった。　昔は分からないけれど、今、天満は明るく、歩きやすい。かつて当代随一のファッションスポットだったという天神橋筋商店街や、与力町の牧歌的な住宅街はもちろん、カオスな市場周辺やひとりサイズの路地裏ですら、誰かの目が行き届いている気がする。冒頭のご夫婦のように「ほー若い人増えてるなあ」とのんびり構えてきっちり仕事する。そんな大人の気配が見える街だから、こんなにも若い子は羽根を伸ばせているんだろう。大人の目がある楽しい街。金子綾 （本誌）いきなりリージョナルMeets Regionalno.332February 2016CONTENTS 2