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概要

M1602

 79年の分譲時に作られた貴重なパンフレットを入手。総天然色と呼びたいイラストを多用したB4サイズ(デカい)のパンフレットだ。マイホームへの熱がジリジリと伝わってくる。国鉄(!)天満駅まで4分。電車で大阪駅まで4分と、好立地を猛アピール。北浜への好アクセスも主張する。大大阪時代の名残か。モンスター級マンションだから、平面図も圧巻のスケール(部屋割り細かい…)。約22種7,000本の植樹も行うなど、環境にも配慮。もちろんCGなんてものは、見たことも聞いたこともない時代。ゆえにイラストでイメージを喚起させる。コミュニティルームがやたら充実。5DK(90m)から2DK(45m)まで、部屋タイプは17種(A?T)にも! そして、エレベーターは当時としては多い12機も設置されている。 “ローハイ”は賃貸、分譲ともにコスパが高く、ここ数年でリノベーション需要も増えているという。「70㎡で2500万円と考えたら新築の半分ほどで、好みの空間にできるわけです。ヴィンテージカー人気からもわかるように欧米では随分前から浸透していましたが、日本でもDIYブームの追い風を受けて“中古を買ってリノベーション”というスタイルがようやく根付いてきました。リスクも少なく、リノベーションがもっと当たり前の時代になると想像できますね」。とはいえ、サッカーの試合以上に負けられない決断ゆえ、勝ちパターンを押さえておきたいところ。「クロスをはがしてコンクリートをむき出しにすること。庶民的な空間が一気にモダンになります!」 ローハイのほど近くで[けむパー](P50)を営む小林夫妻。実は摩利子さんが生まれ育ったのもローハイ。「結婚した当初は、近くのマンションに住んでいたんですが、空きが出て引っ越しました。満足度は非常に高いです」。その理由は、メンテナンスが"超"充実していること。「ゴミは各戸の玄関まで回収にきてくれるし、警備員が常に巡回していて安心。戸数が多いから修繕積立費が、個々は安くてもすぐに貯まるんです。毎年常にどこかがバージョンアップしてますね」新築至上主義からリノベーションの時代に。時代と共に進化していて、最高です。[けむパー] 小林哲さん 摩利子さん (在住歴7年)リノベーションするのが基本。発掘! パンフレット。絶賛の嵐! 住民の声。 大阪発のスノーボードウエアブランド「P01」を運営する川井さん。幼少期から天満に住んでいたが、「運命的に出会って」即決即入居。「管理がしっかりしているけれど、しばりすぎず気持ちよく住めます。屋台がいろいろ出るローレルハイツ祭も毎年ありますし、天神祭ではローハイ独自の御輿も出たりも。車でも電車でもめちゃくちゃ便利なんですけど、都会すぎない雰囲気もあって。とにかく、すごいイイ所ですよ」と、ことある毎に「引っ越しといでや」と薦めているそう。いろんな人に薦めまくってます。プレイデザイン 川井龍二さん (在住歴12年)39