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概要

M1512

米やのめしや[大阪・大正]◎今日のお米は…大正ろまん 開店20年、近隣の工場などのお昼需要はもちろん、遠方から訪ねるレトロ食堂好きの姿も。平日のみの持ち帰りお弁当ランチは破格の500円。●大阪市大正区平尾5-16-13206-6551-8739 6:30~15:00(朝定食は~11:00) 17:00~21:00(日曜7:30~14:30 祝日7:30~15:00 17:00~20:00) 月1回不定休こしひかり、ひのひかり、ひとめぼれの3種類の米を使い、粘り気を程良くキープした、オリジナルブレンド米。5kg 3,000円(税込)。食堂奥の倉庫でブレンド?精米をこなす、二代目の森田拓史さん。味わえば大体米の種類は分かるそう!ヘレカツ770円など20種以上の定食の他、子持ちイカ450円や大根おろし200円など、アテにぴったりな小鉢も圧巻の品揃え。焼き魚定食は今日は塩鯖。ふるふるとなめらかな口当たりのだし巻きは開店時からの人気者。切り干し大根などの小鉢に、漬物、味噌汁が付いて720円(税込)。大正通平尾ローソン南恩加島幼稚園 「ほんまに誰でも入りやすいよう、気取りない風にしたくて」と森田さん夫妻。紅白の看板に、めしやの三文字。一歩踏み込めば、木津市場で仕入れる魚などを使った立派なおかずケースが並ぶ「らしい」食堂だが、そもそものきっかけは、自慢の米を食べてもらうための手段のひとつ。例えば糖分が米粒に残るようにと稲束を竿に掛けて干す「ハデ干し」の仁多米などをセレクトする傍ら、販売店としては珍しい、オリジナルブレンド米にも注力。生まれた「大正ろまん」は、お米のジュースの上澄みのような、透明感ある甘みが印象的だ。そして傍らには「味噌汁は信州の合わせ味噌で、自家製のぬか漬けもご飯に合うと思うよ」と相性も計算されたおかず群。農家が育て、米屋が仕入れ精米した白い宝石は、食堂で仕上げの時を迎えるのだ。お米をもっと広めたい。野望が育てたバラエティー定食。定食のご飯はおかわり1回まで無料につき、お年寄りから会社員までのんびり食事を楽しむひとり客が多数。59