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概要

M1507

神宮丸太町Column 昼は2,500円のプリフィクスで、夜はア・ラ・カルトのみ。夫婦の温かな接客にも和む。7?8皿が登場する店主のお楽しみ前菜1人前1,800円(写真は2人前)、グラスワインは驚きの300円?。●左京区聖護院東町14 2075-744-6530 12:00?14:00 18:00?21:30 不定休Oオステリア コナチネッタsteria CONACINETTAmap P7 C-1(左)中央テーブルにはカトラリーが並ぶ。(中)不思議な屋号の由来は手打ちパスタにあり!? トマトソースでいただくオレキエッテのパスタは1,400円。同じくプーリアのカヴァテッリなど、料理説明はこの見本を見せながら。(右)坪内さんは[ボッカ?デル?ヴィーノ]出身。穏やかな人柄は料理にも。 前菜を注文すると次から次に小皿が登場し、テーブルの上は右の通り。「屯風」(→P38)からも徒歩すぐの通称?吉田東通に開店。「あの店、行った?」と街の噂になっているオステリアでのワンシーンだ。「この供し方はプーリアでは定番のスタイルです。これなら一番美味しいタイミングで食べていただけるので」。シェフの坪内拓さんが語学と料理の勉強をしながら1年の時を過ごした、長靴のかかとにある海沿いの州。「塩を入れ忘れたのかな? と思うぐらい優しい味(笑)」が料理の特長だ。こちらでも食べ疲れないようにとの配慮から塩は押さえ気味だが、物足りなさは一切感じない。むしろ、飾り気のない素朴な見た目からは想像のつかない、タフな味わいに驚かされる。 耳たぶの形をした“オレキエッテ”に代表される土着のパスタも、しみじみ旨い。のんびりとした住宅街でプーリア料理。海はないけど、いい眺めです。イタリア郷土料理の新潮流!滋味深き、噂のプーリア料理。取材・文/吉田志帆写真/東谷幸一40