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概要

M1507

6 京都で飲む。MAP面白い店と人が集まる6つの街へ。9 JR京都駅飲み完全攻略ダイアリー。14 木屋町南ボーダーレス化する新しい街を南下せよ。22 田の字ど真ん中のお悩み解決。田の字で話題の新店を食べ尽くしたい!28 御所南和、中、酒…新しき料理人たちのスペシャリテ。32 府庁前[酒場 井倉木材]から、もう一軒の手札。36 神宮丸太町鴨川渡るか留まるか問題。東のオトナ店vs西のヤンチャ店。41 いろいろデザイン・サノワタルがナビゲート。京都の76・77・78年生まれが面白い。同世代店主、飲んだくれ行脚。48 四条大宮ユリコフ・カワヒロがひとり飲む、カウンターニューウェーブ。52 西陣京極路地飲みライター泡☆盛子のチャーオヤ聖地巡礼。54 三条音好きじょんくんが妄想。キメたいあのコとカフェデート。56 個性爆発、あの店のとっておき。メニュー図鑑。58 昼下がりから飲める、サイコーの贅沢。休日こそ昼ビールだ!62 食堂はアテの宝庫だ。おかずケースでフライング酒。64 あぁ、背徳の人生行路。銭湯のち酒場という甘い誘惑。 京都の街なかは歩いた方が早い。四条通の歩道拡張工事もひと段落して、車でど真ん中を抜けようという人は、ますます減りそうだ。街なかにあふれた人は、みんなどこに飲みに行ってるんだろう? いわゆるど真ん中の田の字エリア(P22)は相変わらずもちろん賑わっているんだけど、夜になってみれば、地元をよく知った感じの人たちが三々五々と集まってくるエリアが、他にもいくつもあった。例えば「知ってる知ってる、行きたいんだよね」と皆が口を揃える?酒場 井倉木材?。相変わらず人気の立ち呑みがある府庁前エリア(P32)。観光名所があるわけではないし、アクセスもいいとは言い切れない。がんばったら烏丸駅から歩けるかな、そんな程度だが、意外なハシゴルートがある。開拓しにくかった木屋町南エリア(P14)にも、五条方面へ南下すればするほど、あっけらかんと飲める風景が広がっている。 デザイナー業をしながら、京都でお店も開くサノワタルさんに案内役をお願いした、30 代店主同士の対談ページ(P41)。長く京都で働いて独立した実力派が多く、あえてど真ん中から少し外した立地のお店も少なからずある。酔っ払いながらのお喋りの中で「ここまで皆を呼ぶぜ!」という気概を勝手に感じたし、それに誘われて店が増えたり人が集まったりの現象も確かにあるだろう。 たぶん、そんなお店が点々と広がって、私たちもそれを目印にしつつ、通りを曲がったり、角を曲がったりすることになる。その途中で他にも気になる暖簾や灯りが見つかったりすればいいと思う。道幅が広くなるより、行きたい街を見つけることの方が、京都を歩くのをもっと楽しくしてくれる。ぶらぶら街を歩く楽しさがやっぱり京都にあると思う。金子綾 (本誌)いきなりリージョナルCONTENTS京都で飲む。特集1