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概要

M1507

49梅しょう油で和えた淡路産新玉ネギのスライス、山椒なめたけおろし、トリッパとひよこ豆のトマト煮込みなど、アテ5種盛り800円。新ジャガとラム肉にチェダーチーズを乗せたアツアツのスパッド580円は、これまたシードル450円と合うのだ。ご主人、松村薫さんのご実家の味を再現した味噌おでんは大根やコンニャクなど各120円?。甘さを排除した濃い口で、蒸留酒の香りが恋しく。繊維の間にみっちりのコラーゲンが熱と共にとろける、国産牛テールの炙り750円~。和牛すじ600円(全て税込)。看板も「まだ出来てなくて… 」とスエさん。格子から漏れる明かりを目印に。3rd counter食べる女子も飲む男子も、〝とりあえずシードル?とご唱和を。?SUe?4th counter勇気を出して暖簾をくぐり、鍋をのぞいて焼酎を頼んで…。?へそまがり? まっさらの暖簾に、引き戸ぴっちり。正直、ハードルは少し高い。が、入ってしまえば、頑固オヤジな店名とは裏腹の笑顔に、楽しい予感がムクムク。まずは、ほどける柔らかさの牛すじ煮込みと焼酎380円~を注文。「少し時間ちょうだいね」のタコウインナーは、隣り客に便乗して頼もう。イイ気分になったところで「次こそは鯖寿司を」の誓いを立て、[寛遊園]の小さな冒険はハッピーエンドを迎えた。 [寛遊園]の北側に気になる明かりが灯ったのは今年4月。聞けば、大宮界隈をテリトリーに飲んでいたスエさんこと中村季之さん、「エエ町やなぁ」が高じて、カウンター酒場を開くに至ったそうで。日によって趣向が変わる"世界のポテトサラダ"にタンのたたき、鯛の昆布締めまで揃う、技あり&多国籍なアテと一緒に、口開けは甘酸っぱいハードシードルがお約束。つかず離れずなスエさんのもてなしに、ひとり客のほっぺも皆とお揃いのリンゴ色に染まった。リンゴのお酒♪いらっしゃ~い