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概要

M1506

36 大正区は「島」なんですよという話に、大いに興味がわいた。「島」なら船で向かうべきだろうと、木津川の落合上渡船場から上陸、歩きまわりながらJR環状線の大正駅に着いた。 1軒目。駅から1分のところにある?ゆうだん丸?に、午後5時の開店と同時に入り、1階の立ち飲みカウンターに陣取る。大将の田村尚之さんは39歳、爽やかな若大将だ。4年前に勤めていた中央卸売市場の仲卸会社をやめ、この店を出した。「なぜ、この場所に」と訊けば、田村さんは、「大正生まれで大正が好きなんですよ。知っている人がいるし、友達も近くネイティブ大正人の酒場は「おれも生きているお前も生きている」感があふれていた。うまいは当然。深い。マグロと徳島直送の鮮魚が自慢。とりあえずビールのように、とりあえず一番人気のまぐろ中落ち280円、切身がテンコ盛り。これならまぐろカツ350円も食べてみたい、それに徳島産キンメダイアラ煮300円。魚の鮮度+大将の大正愛の保証付。大正駅は、酒場のシルバーシートだ!?沖縄居酒屋ばかり追いかけていたが、駅前は実は、アテよし酒よしの正調めし酒場が超至近距離に密集しているのだ。このナイスロケには、絶対あの人。めしの鉄人、大正駅に降臨です。取材・文/遠藤哲夫 写真/本野克佳 イラスト/ながいゆい大正人の酒場で、大正中心主義に酔った。一軒目 海鮮屋台 ゆうだん丸今晩もたっぷり飲むぞ!まぐろカツが名物です駅前こそが大正の醍醐味!駅前めし酒場と、エンテツさん。