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概要

M1505

 某日夜8時過ぎ。9席のカウンターはカップル、女性客、外国人で満席だった。その全員がオーダーしたのが、やきたてつもんスフレ1,100円。焼き上がるまでに約30分。タイミングは少しずつ違ったけれど、カウンターにずらり、9つのスフレが並ぶその様子は圧巻だった。この店を一人切り盛りするのは、約15年間に渡り福岡のスフレの名店での修業中にソムリエの資格を取得したという香月友紀さん。2014年3月にオープンさせたこの店で、ワインとスイーツのマリアージュを提案する。●福岡市中央区高砂1-21-3 2092-791-8511 4:00PM~11:00PM頃 日曜休?WINE&SWEETS tsumons17:15スフレ×貴腐ワインが生み出す幸福な時間。 一見、鮨屋と見まがうイチョウの一枚カウンター。週末の昼下がりともなれば、ランチ帰りのマダムや出勤前の飲食店スタッフが思い思いに杯を傾ける。カウンターに立つのは、今はなき博多の名店[たらふくまんま]などで修業を積んだ和食の料理人・八尋剛一氏。バーのような雰囲気ながら、数種類の刺し身のほか一品料理、魚のアテまで、フードが充実。純米酒中心の日本酒、ワイン、シングルモルトなど、店主が「今、旨い」と感じる酒を揃える。●福岡市中央区薬院2-14-28 ADEKATZビル1F 2092-713-6565 3:00PM~1:00AM(土日祝は1:00PM?) 木曜休?ポンヴィーノ14:00鮨屋さながらのシュッとした空気感。 「大衆酒場」と書かれた提灯に惹かれ入店すると、視界に入る大量のメニュー札。そのシチュエーションだけで一気にボルテージが上がる。肉・魚・野菜を巧みに操り、一見、単純そうなメニューも、口にすれば真っ当な仕込みがされているのが分かる。この店に代表される〝うどん居酒屋"が、近年、博多の街に増殖中。酒とアテを楽しみ、うどんでシメる。博多のシメはうどんが常識なのだ。店主・玉置康雄さんは、福岡を代表する[田中田]やその系列店で経験を積み独立。開業前に世界一周をしたそうで、そのときの経験から一見にも優しい店を目指しているという。深い時間は飲食関係者の来店も多い。●福岡市中央区薬院3-7-1 2092-526-6500 4:00PM~2:00AM 日・祝休?二○加屋 長介16:00博多を席巻するうどん居酒屋代表。スフレと合わせたのは貴腐ワイン、コトー・デュ・レイヨン レ・コクリ。グラス1,350円。スイーツに合わせて辛口から甘口まで厳選したワインを揃える。空間設計は福岡と東京を拠点に活躍する二俣公一氏が手掛けた(全て税込)。温玉ぶっかけ700円をはじめ、地元・糸島の粉で打ったコシのあるうどんは、専門店さながらの約15種類を用意。シンプルながら不思議と飽きない長介サラダ500円や、ジューシーな雲仙ハムカツ600円などの一品メニューも人気。21