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概要

kankohoteltabi

  ?     札幌グランドホテル北海道初の本格的ホテル。札幌での冬季オリンピック開催を見越した秩父宮殿下の提唱で昭和9年創業。タイル造りの現本館は昭和41年築。北の迎賓館と称されるもビジネス使いできる料金。●北海道札幌市中央区北1条西4  ?     盛岡北ホテルホテル名はマルセル・カルネ監督「北ホテル」に由来。素泊まり1泊1名5000円代?とビジネスホテル的ながら、簡素な室内はパリの下町のホテルを思わせる。「Hotel du Nord」とフランス語をあしらった浴衣もしゃれている。創業者は彫刻家で仲間の芸術家や演劇人に愛された。1階には宮沢賢治が名付けた民芸品店「光原社」の支店も。●岩岩手県盛岡市内丸17-45  ?     花巻温泉郷    鉛温泉 藤三旅館奥羽山脈の中腹に位置する花巻南温泉峡「鉛温泉」唯一の一軒宿。始まりは600年ほど前。キコリをしていた先祖が木の根元から噴出する泉で傷を癒す白猿を見て温泉を発見し、主には家族で入浴していた。江戸時代になり大衆浴場とすべく温泉旅館を開業。現在宿は、昭和16年築で総欅造り3階建の本館を備えた旅館部と、長期滞在向きで1泊1名3000円代の湯治部の2タイプ。共同炊事場で自炊できる湯治部には食料品・日用雑貨からみやげまでを扱う売店があり、〝看板おばあさん?との会話も弾む。宿や温泉は多くの文人に愛され、田宮虎彦は逗留  ?     鳴子ホテル奥州三名湯のひとつで、こけしの産地として名を馳せる鳴子温泉郷にて、明治6年に創業。昭和30年から変わらぬこけし柄の浴衣は童心の画家・谷内六郎デザイン。館内のところどころを飾る2000体以上のこけしコレクションも美術館さながらで、全国からこけし好きが訪れる。温泉の源泉は自噴泉で3本あり、24時間湯守が手間を惜しまず管理する。外気や湿度により刻々と色が変化する湯は美肌の湯として知られる。みちのく料理たっぷりのバイキングと地酒も宿の誇り。●宮城県大崎市鳴子温泉字湯元36  ?     最上屋旅館北前船で栄えた酒田の中心街で大正時代から続く旅館。旧館の木造の建物も大正末期の築。玄関や旧館客室の天井に屋久杉が使われているのは、元は材木商の家系ならでは。多少の不便も古き旅籠の趣。●山形県酒田市中町2 -2 -16して小説『銀心中』を執筆。創業家の遠戚にあたる宮沢賢治もたびたび訪れ、童話『なめとこ山の熊』にも〝鉛の湯?と登場する。館内にある4つの温泉のうち「白猿の湯」は、日本一深い自噴天然岩風呂で立って入る。天然の岩をくり抜いて作った湯船の深さは約1・25m。底から源泉そのままのお湯がこんこんと沸き出し、全身をまんべんなく温める。階段を下る構造もおもしろい。●岩手県花巻市鉛字中平75-1マッチ箱にもフランス語浴衣姿で温泉街を左/浴室・トイレ・洗面所は共同 右/客室は全て2・3階「白猿の湯」は混浴だが女性専用時間もある。3階の高い吹き抜けを見上げながら湯船につかるMY BEST HOTELS 100106 【No.1 - 10】