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概要

kotsuban_ikuji

お母さんがつい多用しちゃう言葉ナンバーワンといえば、「ダメ」。あらゆるケースで使えるだけに、実はちょっと気をつけたい言葉なんだ。「走っちゃダメ!」「さわっちゃダメ!」「ふりまわしちゃダメ!」「ダメ」には「ストップ」と同じ作用がある。「ダメ」っていえば、子どもの行動をストップできるけど、同時にカラダのあちこちまでストップさせちゃう。「走っちゃダメ!」っていわれたら、子どもの動きはストップモーションみたいに止まるけど、この時、呼吸も一瞬止まる。驚いた時に「ハッ」と息が止まるのと同じような感じね。そして、アタマは「止まったままでいろ、ってこと? それとも、走らずに歩け、ってこと? どうすればいい?」と混乱する。「ダメ」しかいわれないと、子どもは思考まで停止しちゃうの。「ダメ」を多用されている子どものカラダをみると、肺が縮んで呼吸が浅い。子どもにケガをさせないために「ダメ」っていったことが、子どもの発育に悪影響を及ぼすなんて、思いもしなかったでしょ?「ダメ」は、必要最小限、命に関わることや、今すぐやめさせなきゃならない時だけに限定して使いたい言葉だね。「ダメ」と並んで「?しないで」っていういい方も同じ。 「ダメ」は育つチカラを奪う172