ブックタイトルkyoto_okazu_saijiki

概要

kyoto_okazu_saijiki

124しょうがや柚子など薬味の準備はもちろん、お野菜をふわふわでなめらかにおろせるので、かぶら蒸しやみぞれ餡作りに欠かせません。目立てのメンテナンスもしてくださるので、一生ものとして愛用しています。箸先はごまも楽につまめる繊細さ。斜めに削いだ部分はやわらかい煮ものを扱うときに実力を発揮。美しいデザインは、使う人の所作も美しくしてくれる気がします。お教室の包丁は、14.5cmとかなり小さめ。手になじむサイズで、無理なく使いこなすことが、お料理好きになる第一歩。ペティナイフを活用するのも同じ理由です。ごま和えからドレッシング、混ぜご飯、ジェノベーゼまで、「する」「混ぜる」の2役をこなす、大切な宝物。溝に埋まったごまの化石と、年月とともに短くなったすりこぎが、わが家で愛されてきた証拠です。小鍋はちょっと温めたいときに、中鍋は煮炊きもの、大鍋はパスタやお煮しめにと、有次さんの組鍋は毎日大活躍。 重ねて収納できるので場所も取りません。ばら売りもされているので、ひとつずつ集めても。自分の腕より頼っています有次のおろし金所作まで美しくなれる?市原平兵衞商店の京風もりつけ箸小回りが効くサイズ感包丁（有次）ペティナイフ（MORA）曾祖母の嫁入り道具ですすり鉢とすりこぎ実用性と機能美有次のアルミ組鍋とやっとこ私の大切なお道具たちすり鉢や竹串、京の職人さんが手がけた金物……。使い勝手が良くて、素材が喜び、料理の良さをぐっと引き立ててくれるお道具は、私の右腕のような存在です。使うたびに、昔の人の知恵の豊かさや、職人さんの丁寧な手仕事にほれぼれとしてしまうのです。