ブックタイトルSHIZEN_NO_KAKERA
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SHIZEN_NO_KAKERA
67そろそろ花の言葉に耳を澄まさなければと、つたな拙い文章をつづ綴るようになった。花の声を聞くのに、何も大げさな物はいらない。はなばさみ花鋏と携帯電話のカメラ、小さなノートをポケットに押し込んでドアから一歩踏み出せばいい。どこを歩いてたって、花と出逢わない日はなかった。皆等しく、語るべき話を持っていた。花一輪は、大きな、 、 、シゼンの中の小さな、 、 、カケラ。カケラと話したささやかな出来事のいけばな。