ブックタイトルSHIZEN_NO_KAKERA
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SHIZEN_NO_KAKERA
ささやかないけばないけばなと聞いて何を連想するだろうか?きれいな器にさされた色とりどりの花。それとも土の名残そのままのような焼き物にりん凛と咲く一輪の花だろうか。きっとそのどちらもいけばなに違いない。ただ、気づかなければならないのが、それらの花々がもはや根を持たず切られたひとときの美しさで私たちの目を潤してくれていること。花はいつだって、芽の時も、花の時も、実の時も、私たちに優しい。そして無言で、精いっぱいの一輪でもって、語りかけている。いけばなを始めてしばらく経つ。