ブックタイトルM_sushi

概要

M_sushi

50　「60年前の当時、この辺りは倉庫街で夜は暗くて、ちょっぴり怖いところ。開店したものの人通りも少なくて苦労したと聞いています」と?あばらや?二代目・武元哲二さん。初代が店西宮・甲陽園の料亭?はり半?で修業後、ここに独立したのは1955年。父に付いて仕事を覚えた後、神戸ポートピアホテルでも経験を積み、20年前に店を引き継いだ哲二さんは、?あばらや?の名物・さば寿しも先代の味に工夫を凝らしてバージョンアップしている。ふわっとほどけるシャリには近江米。シャリ酢は過去のレシピを再現しながら、少し甘めに。サバは長崎などから1キロ程度の新鮮で脂ノリの良いものを入手。血合いを全て丁寧に取り除き、塩のみで締めるのが特徴代を重ねて進化し続ける路地裏の押し寿司。取材・文／山田佐和子　写真／わたなべよしこ　内藤貞保〝鮨屋遺産?のある街。千日前寄席に劇場、目抜き通りのすぐ近所で続く鮨屋には、流行り廃りがない代わりに、遊び上手な常連に磨かれた名物があるのだ。日本橋駅近鉄日本橋駅淳ちゃん寿司寿司 一半あばらや栄鮓福喜鮨本店末廣鮓すし処 錦鮨銀味園ビルなんばグランド花月ミス大阪ミスパールその1