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概要

M1510

16 デート気分で、1日周遊。鶴橋・玉造1DAYツアー。10 とらとうちゃんのお墨付き。定番店をアイツが飲み歩き!?11 2駅を完全網羅。鶴玉便利地図。12 旬の要チェックなトピックス。鶴玉・特濃最前線!22 肉だけじゃなかった!我が道を行く、海鮮酒場劇場。26 通いつめた玉造の店からの証言、千鳥足の中島らもを追いかけて。28 ラーメン・うどんの新基準が続々!?チーム鶴玉のスタ麺集合!32 連日満員御礼の店主劇場、今宵も開幕。初公開、玉造の罪作りな酒場にて。34 その場で食べて旨さ5割増し!夢の食べ歩きリレー大会。38 教えて! 健ちゃん。鶴橋のめちゃ旨キムチ。41 鶴橋・玉造の街に潜む未解決(?)ミステリ。THE T FILES49 竹田写真館1鶴橋で10年。50 できるデートマニュアル玉造デートおたすけBOOK。54 ワンダーランドが生んだ異端のアーティスト。58 波乱! 激闘! の2カ月間。新・モハキハのDIY奮闘記。60 脱・日常の向こう側。今夜、鶴玉のバーへ。64 竹田写真館2玉造で35年。 駅を降りると、もうもうとした煙と肉を焼く匂いが、もわんと漂う。その煙たなびくホームを、JRから近鉄への乗り換えのためにドドーッと人波が動く。そして駅の下には、細く入り組んだ路地にひしめくように商店が並ぶ市場が広がる。よく言われることだが、駅名を見なくても鶴橋だけは、ドアが開いたら分かる。それほどキョーレツなアイデンティティがある街、他にありますか? その鶴橋を小誌で特集したのが4年前のこと。いやぁ、濃かった。 あらためて足を踏み入れてみると、なんだかよくわからないパワーが溢れる街は、あいかわらずの勢いだった。鶴橋を表すなら、それは〝人いきれ?じゃないかと思う。もちろん人情があるとか、オバちゃんの声がデカいとかそういうこともあるけれど、言うなれば人が街に存在している感、がすごい。?ヘンリエッタ?(P9)のオーナーさんが言っていたのは、「鶴橋で気取ってたらアカン。ジェラートもシングルじゃなくてダブルで。ダブルよりトリプル! ガッと食べて欲しいねん」と。値段がびっくりするくらい安いのも、ちょっと過剰じゃ無いかと思うくらいサービスたっぷり盛りなのも、「気取ったらアカン」精神あるがゆえのことかと。立ち食いのドラム缶焼肉やら、家すぎる店とか、行ったら誰かに伝えたくなるパンチ力も魅力のうち。それが観光客目的のあざとい戦略ではなく、気取らない自然発生的なノリなのも、いい街やなぁ、と感じるわけか。 と、鶴橋のことばかりで玉造に言及する紙幅が無くなってしまったが、オシャレカフェのイメージだけじゃない、鶴橋に負けず劣らず意外にコッテリした街なのです。そのオモシロさは特集にて!!行ったら、人に話したくなる。そんな街だから、行きたい。竹村匡己(本誌)いきなりリージョナルMeets Regional no.328October 2015CONTENTS 10