ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

M1509

1 〈グラビア〉真夏の鮨はじめ。10 鮨屋のある街へ。14 話題の"ネタ"盛り合わせ。うわさの鮨屋201522 酸いも甘いも知ってます。イイ鮨屋はチャーオヤに聞け!28 ミーツスタッフが偏愛トーク!行きつけ店、勝手に太鼓判。30 笑いの良妻賢母・西川ヘレンの鮨メッカ・鶴橋のぞき見散歩。34 8月に笑うための鮨A~Z。38 味も形も唯一無二な"グルメにぎり"。アートな鮨新作発表会。40 大阪寿司にかける、技と想いを見よ!今、吉野がスゴイ。44 まるで鮨界の宝石箱や!?大阪名物、美しき箱寿司。45 鮨 column.1バッテラは何処へ行った?46 鮨にまつわるアレコレにぐぐっと迫る。ENGAWA JOURNAL53 鮨 column.2なぜ、麺屋は鮨にこだわるのか?54 今食べたい"極上"を求めて!和歌山マグロ鮨旅。57 達人男子3人が回答します。あのコと必勝鮨デート。61 至極の1本を検証。巻きの解体新書。いきなりリージョナル笑う鮨屋。◎特集Meets Regional no.327september 2015CONTENTS 9 たかだかミーツ歴6年だけど、僕の知る限り一番取材拒否が多かった今回。大概の理由は「常連さんに迷惑掛けたくない」とのことだが、その常連さんの口利きもあって(強引に?)紹介させていただいた店連発のチャーオヤ企画(P 22 )など、世間のイメージ通り“鮨屋は難しい”を裏付けるかのごとく取材スタート…。 そんなベールに包まれた世界に少しでも近づこうと、門前の小僧が扉を叩いた?鮨 む田?さんのインタビュー(P34)。その内容は誌面の通りだが、「職人はね、これは○○産で…、なんて値打ちつけるようなことは言いたくないんです。鮨は“つまむ”もの。サッと食べてもらうのが粋なんです。そのあたりも楽しんでもらえたら」と大将。その言葉に、「仕入れはどこで?」「お酢は?」と、スペック至上の詰問を繰り返していた自らの取材姿勢を恥じた次第。 魚と米。このミニマムな見た目からは想像できないほどの時間と労力をかけた仕込みが鮨の裏側にあるものの、客の目の前で握り、そのままサーブする究極の対面商売に裏表もへったくれもない。ちょっとばかりの勇気(と財布)が必要だけど、その職人さんの気概に向き合ってこそ、ゴキゲンの扉が開かれると得心。“鮨屋の親父にあれこれ質問できるのが粋な大人”なんて、勝手にややこしく考えてました。 「難しそう」「頼み方が分からない」なんて頭で考えていても、旨い鮨にはありつけない。ゴキゲンの扉を開いてきた常連さんに敬意を払いつつ、ごめんやしてとお邪魔すれば、きっとあなたにしか体験できない驚きが待っている。嘘のないカウンターに身を任せてこそ初めて笑えるのだから!Don’t think.Feel!鮨屋に嘘はない。藏ヶ崎達也(本誌)